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2012/07/09(Mon)

ターナー島(四十島)

こんにちは、デザイナーの香川です。

今回は「ネコが旅する松山」の中の1枚「ターナー島」についてご紹介します。

夏目漱石の小説『坊っちゃん』にも登場し、正岡子規も俳句を詠った「ターナー島」は、
正式には「四十島」と呼ばれ、松山市高浜の沖合150mに浮かぶ
高さ18m、周囲約135mの大小3つの岩礁からなる無人島の事です。

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「ターナー」とはイギリスを代表するロマン主義の画家で、
小説『坊っちゃん』の中で、赤シャツが「あの島の松を見たまえ、幹がまっすぐで、
上が傘のように開いてタ-ナ-の画にありそうだね」とつぶやき、
それを聞いた野だいこが「あの島を「ターナー島」と名付けましょう!」
と応じたことに由来しています。

。。。とは言うものの、島を一見しても松は上の方にわずかに生えているだけで
赤シャツが絶賛するほどの風景にはほど遠いように感じます。。。

実は漱石が松山に赴任していた頃は、この島は見事な松で青々としていたようですが
時が経つにつれ、松食い虫の被害などにより、昭和50年頃には松が全部枯れちゃったみたいです。
一時は1本の木も無くなったようですが、地元の有志たちがその姿を不憫に思い
島に土を運んで苗を植え、長年にわたって世話をし続けた結果、
やっと現在の状態まで甦ったようです。



・・・で、いろいろ調べてたら発見しました。



0000.jpg

これが昔のターナー島の写真です。

そびえ立った岩肌のてっぺんに見事な松が宿り、
日本画にも登場しそうな美しい姿に赤シャツが感銘を受けたのもうなづけます。
島自体も、今のように潮流による浸食の影響を受けてなくて、
どっしりとした風格がありますね。

「初潮や 松に浪こす 四十島」
正岡子規がこの句を詠んだ時も、島はきっとこんな姿だったんだと思います。

昔の写真と比べてみると、現在の島は激しい潮流によって削られて
岩礁自体もやせ細り、当時のような見事な松もありませんが、
自然の力を耐え忍んできた姿には、年月を重ねてきた美しさや愛着を感じます。

長年にわたって守り続けてきた、地元の人々の想いも感じるのかもしれませんね。

ちなみに向こうに見えるのは、興居島の小富士山です。
この小富士山、富士の名を持つのは姿だけでなく、太古はなんと火山だったんです!
興居島は父が生まれ育った故郷で、小さい頃からよくよく訪れていたこともあり
昔からこの山を見ると、妙に心が落ち着き、癒やされます。

それも相まって、このハガキの場所は、僕のお気に入りの松山の景色のひとつです。

22222.jpg

この景色は高浜港から1kmくらいのところから見ることができるので
近くに行く機会があれば是非足を運んでみてください。
島の向こうに陽が沈む夕暮れ時がおすすめです。
ただこの場所、目立った案内板も無いので、初めての人は多分迷います。。。
事前によく調べてから行ってくださいね。

松山にはこのような素晴らしい景色や癒やされる場所がたくさんあります。
みなさんも自分のお気に入りの風景を探しに、出かけてみてはいかがでしょうか。


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