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2021/02/03(Wed)

探 春

世界的なコロナの状況とこの厳しい冬の寒さで、右往左往するデザイナーの片岡です。
ステイホームの中(ほとんど事務所で一人なのであんまり関係ありません)外に目を向ける事より、自分を見つめるいい機会だと考え、少しお勉強を。今一番気に入っている漢詩です。

kanshi.jpg

盡日(じんじつ)春を尋ねて 春を見ず
杖藜(じょうれい)踏み破る 幾重(いくちょう)の雲
歸(かえ)り來(きた)りて試みに 梅梢(ばいしょう)を把(と)って
見れば春は枝頭(しとう)に在りて 已(すで)に十分(じゅうぶん)

<意訳>一日中、春を探ねて歩いてみたが春を見つける事はできなかった。
藜(あかざ)の杖をついて、幾重にも重なる雲を見ながら歩き尽くしたが徒労に終わってしまった。
家に帰り、ちょっと庭の梅の枝を手にとり見てみると、なんともはや、枝先の蕾がふくらんでいて、春の気配を十分に感じる事を出来た。

戴益(たいえき)作/宋の時代(960~1275)の人物というだけで生没年、その他一切不詳。この一首のみによって名が伝えられている。

tubomi.jpg

この漢詩は古来、禅の悟りを示すものとして有名で、教えの中で「幸せを求めてもがいていても、決して幸せにはならない。
幸せを求めてもがき苦しむことは人生の時間の無駄な浪費である。真理(幸せ)というものは、日常の生活の中にあるものである。」という事だそうです。
どこかに幸せはないか、誰かが幸せにしてくれないかと、ウロウロ探してみても、実は、真理は遠くにあるのではなく、最も手近な自分の心の中にあり、ある日突然、そこに幸せがあることに気づき、自分の人生が満たされていることを感じる........。

凡人の片岡としてはなかなかこの境地に入れず、あいかわらず右往左往していますが、なんとなく理解できる漢詩です。
今、暗いニュースが多い時ですが、普段の生活の中にこの真理(幸せ)を感じられるよう努力したいと考えています。
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