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2017/01/16(Mon)

シゴトのハナシ

こんにちは、デザイナーの藤原です。

冬本番です!とうとう布団から出るのが辛い季節がやってきましたね。
ようやくお正月も終わり、成人式も過ぎ、お仕事も通常営業に戻ってまいりました。

先日、グラフィックデザイナーを目指しているという学生さんから、松山の業界について話を聞かせて欲しいと相談がありました。正直ちょっと面倒だったのですが、デザイナーを目指している若者の意識に興味もあり、会ってみることにしました。学校の課題作品を見せてもらって、業界の状況や進路に関する話を2~3時間程度させてもらったのですが、非常にマジメでコミュニケーション能力も高く、私が採用担当者だったら是非採用したいと思うような好青年でした。恐らく彼ならいいところに就職できるんじゃないかと思います。

デザイン業界っていうのはあまり一般的な世界ではないイメージがあるせいか、このような相談を受けることがたまにあります。実をいうと私自身松山の業界についてさほど詳しいわけでもなく、毎回どのように話をすればいいのか迷うところもあるので、会う前にインターネットの質問サイトをチョコッと検索したりしてみたのですが、どのサイトを見ても回答者のコメントは「この業界はとても厳しいので生半可な気持ちでは続けることはできません」とか「徹夜が多くて休みもなく給料も安いですよ」とか、なんだか否定的な意見がとても多く、なるほどこれではこの業界を目指す若い人たちは不安になるだろうな~、と思いました。

実際、私がデザイナーとして働き始めた平成元年当時の労働環境はというと、朝9時に出社して退社は概ね22時から24時あたり、週に2回程度は夜中を過ぎて2時ぐらいまで働いていたでしょうか。徹夜なんてものもさほど珍しくなかったように記憶しています。で、給料はというと・・・、時給に換算すると大学生のアルバイトの方がよっぽどましといったレベルで、一人暮らしをするにはかなり厳しい状況だったように記憶しています。もっとも、朝から晩までずっと会社にいるのでお金を使う機会もあまり多くはなかったのですが(笑)。年がら年中寝不足気味だったので、たまに休みがあっても不足している睡眠を補給しておしまいです。なので若い頃はプライベートなんてものもあんまりなかったような気がします。

しかし慣れって言うのは怖いもので、そんな環境にも次第に慣れて、やがて1年が経ち、また1年・・・と、気がつくともう28年間(!)もこの仕事を続けています。こんなに長く続いてるってことは、この仕事は私にとって「天職」だったのかも知れませんね。しかし、これまで続けられてきたのはなによりこの仕事が楽しいからだと思います。

入社して5年もするとそこそこ大きな仕事を任せてもらえるようになり、いただいた難しい注文に一生懸命に向き合って頭を悩ませて出来上がったデザインが、お客様や市場に受け入れられて効果を生んだ時には実に大きな達成感を得ることができます。デザインというものは、例え同じ条件でオーダーを受けたとしても同じものが2つ出来上がることは決してありません。それは自分の「作品」であり、少し大げさに言えば「自分自身」とも言えるものです。それが社会から評価されるということによって、自分自身が社会から受け入れられているということを実感できます。ここらへんがこの仕事のおもしろさなのかも知れませんね。

デザイン業界っていうのは、その名前から受けるイメージと比べるととても地味な世界なんですが、その分仕事が上手くいったときの喜びはひとしおです。下積みのような時間はそれなりに必要ですが、それはどんな業界でも同じですよね。

先日会った青年の就職活動がどのような結果になるのかは分かりませんが、就職はゴールではなくあくまでもスタートラインです。これからの長い時間を大切に過ごしてもらって、いつか彼が自分の選んだ仕事を「天職」だと感じてもらえたら嬉しい限りです。

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