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    松山ワンコインアート

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2013/08/19(Mon)

ワンコインアートの年賀状、今年もやります。
ネット上にお申し込み用紙を準備しております。
ご不明点などは、お気軽にメンバーにお問い合わせください。


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東京の専門学校を卒業後、縁あって新潟で5年ほど暮らした。
新潟時代、日帰りで、時には1泊で旅を楽しんだ。
喜多方までラーメンを食べに行ったり、
軽井沢をドライブしたり、北海道で滑ったり。
その頃の職場は週休2日で、たまに残業はあるものの
今とは比較にならないほど、規則正しい生活を送っていた。

ライターを生業にするようになり、早いもので20年以上が過ぎた。
子どもも成長し、親との外出を好まなくなって
私はめっきり私的な旅をすることはなくなった。
休日が不定期だから? 就業時間が不規則だから?
もちろんそれも多少は関係あるかもしれないが
一番の理由は、仕事であちこちに出かける機会が多いから。
基本的には四国内の移動がほとんどだが、年に数回は四国外への取材行がある。
「旅欲」は仕事で満たされるのである。

この夏はしまなみ海道を渡り、広島を経て山口へと行った。
もちろん、仕事がらみで。
角島、長門(金子みすゞの故郷)をまわり萩に1泊。
翌日は萩市内を散策し、津和野へと足をのばした。
私は、川がある街がたまらなく好きだ。
萩も津和野も、街の中に美しい川が流れている。
特に津和野は、豪雨被害で掘割の水は濁っていたものの
ぷっくりと肥えた鯉が泳いでおり、
出来過ぎな景観だと思いつつ、やはり心惹かれてしまった。

そしてふと立ち寄った、津和野カトリック教会。
何の予備知識もないままだったが
昭和6年造の西洋ゴシック式の建物、
聖堂内は畳敷きで、ステンドグラスの装飾が美しい。
厳かなのにあたたかい。やさしいのに哀しい。

慶応年間、津和野には流罪の刑により
長崎からたくさんのキリシタンが流されてきた。
棄教させるために、彼らには乙女峠で厳しい拷問が行われた。
※詳細はリンク先をご覧ください。
津和野カトリック教会は、乙女峠の悲劇を語り継ぐという使命ももっている。

旅先には様々な「お楽しみ」がある。
美味しいものを食べたり、温泉につかったり、
アクティビティを満喫したり、見知らぬ人とふれあったり。
“手放しの楽しさ”も、大きな収穫となることは間違いない。
だが、美しい教会で知った哀しい歴史は
今回の旅でもっとも印象的に心に刻まれた。

PHOTO BY KUNISADA MAKOTO 津和野カトリック教会

PHOTO BY KUNISADA MAKOTO 津和野
上記2点 photo by KUNISADA MAKOTO

そして、旅は日常の中にもある。
松山でも、愛媛でも。
その気になれば、いつだって旅はできる。

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※「自転車で行こう」シリーズより
企画/藤原貴 写真/國貞誠 文/阿部美岐子

(text by ABE MIKIKO)







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