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2013/06/17(Mon)

スタンド

こんにちは、デザイナーの藤原です。

梅雨入りしてはや3週間、なかなか雨が降りませんね。
家の周りの田んぼも未だ水を張ることができず、カエルの鳴き声も聞こえてきません。
まさかこのまま夏に…なんてことはないんでしょうけど、そろそろ心配になってきますね。

ともあれ梅雨が明けると夏も本番です。

みなさんは夏というと何を想像しますか?
入道雲、麦わら帽子、遠くで聞こえる花火の音・・・なんてカンジでしょうか?
私の場合、夏になると一番に思い出すのは「野球場の応援スタンド」です。

高校時代、吹奏楽部に所属していた私は
夏休みに入ると野球部の応援のため来る日も来る日も演奏の毎日でした。
自転車で市営球場に乗り込み、梅雨明け直後の湿度全開のスタンドで応援合戦です。

当然ですが・・・暑い!!!

ひとたび試合が始まると、すし詰めのスタンドではなかなか席を立つこともかなわず、
持参した麦茶の消費配分を間違えると、試合終盤には水のありがたさを思い知らされることになります。
なんとか若さと気合いで乗り切るんですが、帰宅してシャワーを浴び
体重を計ると1~2キロ減量してる、なんてことも。
大会も佳境を迎える頃にはこれが連日にるわけですから、いくら食べても体重は落ちる一方でした。

この年の我が校野球部は非常に強く、ライバルの強豪校を次々と打ち負かし見事県大会を制覇!
めでたく甲子園出場を果たし、応援団としての生活も8月まで延長されることになりました。

坊っちゃんスタジアム20120729

全国大会になると、近くの市営球場で行われる県大会とは違って移動も大変です。
試合前夜、楽器をバスに積み込んでフェリーで神戸に渡り、翌朝阪神甲子園球場に到着した我々は
その巨大な球場外観や名物の蔦の生い茂る外壁をゆっくり見物する間もなく
ちょっとひんやりした薄暗い搬入口から楽器を運び入れ、階段を上るとそこはアルプススタンド!
そのあまりの大きさと熱気に圧倒されつつ、準備もそこそこに炎天下で2時間超の応援が始まります。

さすが甲子園、暑さも全国レベルでした。
試合途中からは、もう今が何イニングかもよくわからなくなり
それでも無我夢中で演奏しているうちに、気がつくと試合終了のサイレン。
ゲームの余韻を味わう間もなく、次の学校の準備のため追い立てられるようにあと片付けをすませ、
もはや軽いめまいを覚えつつ重い楽器を担いで、汗びっしょりのまま帰りのバスに乗り込みます。

勝ち上がるたびにこれを繰り返すわけですから、
大会中盤あたりになるともうボロボロ・・・のはずなんですが、
甲子園の熱にうかされてなぜかテンションを下げられない私たちは、
行きはもちろん帰りのバスの中でさえ
寝ることも忘れて夜通し応援歌を大合唱していた事を憶えています。
顧問の先生方にとってはこのバスが一番の地獄だったんじゃないかと思いますが・・・

怒濤の演奏旅行の毎日は、やがて母校の敗戦によって突如打ち切りになります。
一気に抜け殻になった私たちは、なぜかもう用のないはずの音楽室に毎日顔を出して
甲子園の思い出話に花を咲かせているうち、いつの間にか夏休みも終わってしまい
海や山に遊びに行くこともなく、2学期を迎えていました。

高校を卒業して30年近く経ち、
当時の記憶なんてもはや断片的で曖昧なものが多くなってしまったのですが
この夏の記憶はいつまでも色褪せることがなく、今でも鮮明に思い出すことができます。
いい思い出をつくってもらった野球部の選手達と吹奏楽部の仲間達にはホント感謝でいっぱいです。

松浦松山城
松山城の四季/天下の名城と城下町【I】【松山城】Photograph:MATSUURA Hirokazu


今年も梅雨が明けると高校球児達の季節がはじまります。

もちろんスタジアムの主役は球児達ですが
応援団のみなさんも全力で応援していい思い出をいっぱいつくってください。


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