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2013/04/08(Mon)

無人島

こんにちは、デザイナーの藤原です。

先週は日頃の不摂生がたたってか、なんと人生初のインフルエンザに罹ってしまいました。
おかげで楽しみにしていたお花見も来年まで見送ることに…
やっと暖かくなってきたところなので、早く元気になってどこかへ遊びに行きたいもんです。

子どもの頃は、暖かくなるとよく父に連れられて釣りに行ってました。

父は今治市で小学校の教師をしていたのですが
いわゆる釣りバカな人で、休みになるといつも釣りに出かけていました。
土曜日の夜にはナイターを観ながら釣りのシカケを作っていて
日曜日、私が起きる頃にはすでに釣りに出かけて父の姿はありませんでした。
で、夕方食べきれないほどの魚を持って帰っては近所に配り歩く、というのが習慣で
たまの家族サービスもやはり「釣り」ということになってしまいます。

今治の大浜という漁港に父の釣り舟が係留してあって
そこから大島や伯方島あたりまで行って釣りをするのですが
さほど釣りに興味のない私にもそれはそれは面白いほどよく釣れるんです。

仕掛けの付いた釣り糸が巻き付けられた木枠のようなものを持たされ
父に言われるままエサのついた釣り糸を垂らしてアタリを待つこと数分
適当に釣り糸をたぐり上げるとなにかしら魚が釣れているという寸法です。

釣り始めて1~2時間もする頃には、既に我が家では消費できないほどの
タイ・カサゴ・アコウ・メバルなんて上等な魚が舟のいけすを泳ぎ回っています。

釣り始めこそなかなか楽しいのですが、小さかった私はすぐに飽きてしまって
近くで釣りをしているほかの釣り舟を眺めたり、たまに見かける海鳥を探したりしていました。
退屈している私を気づかってか、釣りが一段落するとよく父は近くの無人島に連れて行ってくれました。
無人島と言ってももちろんロビンソンクルーソーみたいな絶海の孤島などではなく
瀬戸内ならどこにでもある入り江にちょっとした砂浜があるだけの小さな島なんですが、
子どもの私にはなかなかの遊び場でした。
狭い海峡を行き来する外国の大きな貨物船やタンカーを眺めたり
波の穏やかな日はフェリーについて泳ぐイルカの群れを発見したり
潮の速い日は川のように流れる大迫力の渦潮が目の前に見えたりして
無人島の砂浜に寝転がって景色を眺める方が釣りなんかよりよっぽど楽しかったのを憶えています。

あれから40年が経ち、なぜか結構な釣りバカになってしまった私ですが
当時を思い出すと、ホント贅沢な遊びをしていたんだなぁと思います。
休みの日にモーターボートで釣りに行って、気ままに無人島の砂浜で日ながぼんやりと過ごす…
なんて、なかなかできることじゃないですよね。
学生時代、東京の友達にそんな話をすると、「どこのお金持ちだよ!」って、突っ込まれたもんです。
もちろん我が家は決してお金持ちなどではなかったし
優雅な週末を過ごしていたつもりなんか微塵もなかったのですけど…

昔の田舎ではどこにでもあったような日常が、
今ではなかなか手に入れることのできない、特別なものになっているのかも知れませんね。

Ride on EHIME 大浜

自転車で行こう!/Ride on EHIME【来島海峡大橋】
http://www.matsuyama-1coin-art.jp/info-shop01/index.cgi?p_act=detail&p_key=128&p_page=1

この写真は父の舟が係留してあった大浜の漁港です。
当時はまだ大きな橋もなく、なんてこともないしまなみの風景だったんですが
もうあの頃の景色を見ることもないんだなぁ、と思うと感慨深いもんです。

しまなみ海道が開通してはや15年です。
今ではこの橋も見慣れてしまって日常の風景になってしまいましたが
懐かしい風景も記憶のどこかにしまっておきたいですね。

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