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2012/10/08(Mon)

「ぶらり旅」のスゝメ

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こんにちは、デザイナーの藤原です。

 つい2週間前まで暑い暑いって言ってたのに、もはや朝晩ちょっと寒いぐらいですね。

 四国では、涼しくなってくるとお遍路さんの姿をよく見かけるようになるのですが、最近はその中に金剛杖だけのバックパッカー姿の若者をよく目にします。中には金剛杖さえ持っていない人もいるようです(そうなるとお遍路さんかどうか分からないのですが)。型にはまらずそれぞれのスタイルで巡礼している姿を見るとなんだか羨ましくなります。そんなお遍路さんの中には純粋に修行を目的に巡礼している人も多くいるのでしょうけど、他にも「山のあなたの…」的なカンジでシャングリラを探して旅をする人、今流行りの自分探しの旅人、中には「旅」そのものが目的という人、いろいろな人がいるんでしょう。

 学生時代は、しょっちゅう「ぶらり」と旅にでていました。高校時代から無断で2~3日家を空けても家族から心配される事のないほど放浪癖のあった私は、上京して一人暮らしを始めると、もはや全くアパートには戻らず常に誰かの家を転々とするような毎日で、特に今みたいな季節になると、朝学校に行くつもりでオートバイに乗ったはずなのに、なぜか学校を通り過ぎそのまま知らない道を走り続けて何日も帰ってこなかったなんて事もよくありました。目的もないままどんどん走って、日が暮れたらそこら辺で安い宿屋を探して翌朝また何処かへ向けて走り始める、てな具合です。

 なぜそんな事をしていたのか自分でもよく分からないんですが、これがなかなか楽しいんです。’80年代の当時は携帯電話なんて野暮なモノはなく、一度出かけると誰にも自分の居場所が分からなくなります。そんな誰とも繋がっていない「浮遊感」のようなものを、当時の私は気に入っていたのかも知れません。

 そんな一人旅をしていると、やはり習性が似てしまうからなのか民宿や駅の待合室なんかで同じようなちょっと怪しい風体の人によく出会いました。たいていの人は声をかけると(一瞬怪訝な表情を見せますが)話に乗ってきてすぐに打ち解けました。民宿で知り合った人と名前も知らない田舎町で何軒もハシゴしたり、長距離フェリーでお互い知らない4人でなぜか朝まで麻雀したり、オートバイでツーリングしてる人と一緒になった時は次の日一日一緒に走ったりと、まさに「旅は道連れ」で楽しい時間を過ごしたことを憶えています。一人旅をする人達って、別に「孤独」が好きなわけじゃなく、実は「出会い」を求めて旅しているのかも…とか思ったりもしました。

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当時の旅の相棒 YAMAHA XJ400D、後ろに見えるのは(おそらく)長崎の平戸大橋

 大人になるとつい「荷物」が増えてしまって、そんな身軽な一人旅なんてなかなかできなくなりますよね。いざ旅行をするとなるとそれはもう一大イベントで、まず仕事のスケジュールを調整して日程を確保して、次に目的地を決めたら往復の航空チケットとホテルの予約、ついにはグルメだとかアミューズメントだとか…、まあ、それはそれで楽しいのかも知れませんが、どうにも偶然性に乏しい、「旅情」なんて言葉とは縁遠いものになってしまうような気がします。予定なんか立てないで、気の向くままぶらりと旅に出れば、ひょっとしたら学生時代に旅先で出会った懐かしい人たちにまた会えるのかも知れませんね…。

目的地も決めず携帯電話もなにも持たない、そんな旅が実は一番贅沢な旅なのかも知れません。
この気持ちいい季節にあなたも「ぶらり旅」に出てみませんか? 

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