2021/04/14(Wed)
デザイナーの片岡です。
2021年、4月。色々、新しいスタートを迎えた方も多いと思います。
梅が咲き、桃が咲き、桜が咲く......。自然はいつものように移ろっていきますが、コロナで大変なことになってしまっている今年は、この先どうなってしまうのだろうと不安ばかりが募り、なぜか前向きな気持ちになりませんね。片岡も少しづつ、こころの余裕がなくなってきている気がします。

なんとなく仕事の撮影で使った今の人生ゲームを見ていると小学校の頃、やっていた人生ゲームにはなかったコマがたくさんあります。時代に合わせて内容も変化しているようです。
「アスリートになれる」、「スーパーのタイムセールで弁当を買う」、「早くも五月病に。」、「ストーカーを撃退!」、「開業したネットショップが大繁盛!」、「人工知能で資産運用」等結構おもしろいコマがあります。
片岡の大好きな詩に「一度始まればもう終わりはない」という部分があり人生っていつもこの言葉の通りだなと。できれば片岡の人生ゲームの中には「コロナ」という言葉はでてきてほしくないなあと考えますがもうちょっと無理な感じが.....。今は少しでも世の中がいい方向に向ければなと小さい努力をするだけです。
2021/02/03(Wed)
世界的なコロナの状況とこの厳しい冬の寒さで、右往左往するデザイナーの片岡です。
ステイホームの中(ほとんど事務所で一人なのであんまり関係ありません)外に目を向ける事より、自分を見つめるいい機会だと考え、少しお勉強を。今一番気に入っている漢詩です。

盡日(じんじつ)春を尋ねて 春を見ず
杖藜(じょうれい)踏み破る 幾重(いくちょう)の雲
歸(かえ)り來(きた)りて試みに 梅梢(ばいしょう)を把(と)って
見れば春は枝頭(しとう)に在りて 已(すで)に十分(じゅうぶん)
<意訳>一日中、春を探ねて歩いてみたが春を見つける事はできなかった。
藜(あかざ)の杖をついて、幾重にも重なる雲を見ながら歩き尽くしたが徒労に終わってしまった。
家に帰り、ちょっと庭の梅の枝を手にとり見てみると、なんともはや、枝先の蕾がふくらんでいて、春の気配を十分に感じる事を出来た。
戴益(たいえき)作/宋の時代(960~1275)の人物というだけで生没年、その他一切不詳。この一首のみによって名が伝えられている。

この漢詩は古来、禅の悟りを示すものとして有名で、教えの中で「幸せを求めてもがいていても、決して幸せにはならない。
幸せを求めてもがき苦しむことは人生の時間の無駄な浪費である。真理(幸せ)というものは、日常の生活の中にあるものである。」という事だそうです。
どこかに幸せはないか、誰かが幸せにしてくれないかと、ウロウロ探してみても、実は、真理は遠くにあるのではなく、最も手近な自分の心の中にあり、ある日突然、そこに幸せがあることに気づき、自分の人生が満たされていることを感じる........。
凡人の片岡としてはなかなかこの境地に入れず、あいかわらず右往左往していますが、なんとなく理解できる漢詩です。
今、暗いニュースが多い時ですが、普段の生活の中にこの真理(幸せ)を感じられるよう努力したいと考えています。
2020/09/29(Tue)
デザイナーの片岡です。
今までコロナの影響で仕事もあまりなく大変でしたが、お盆空けからいろいろと仕事が動きはじめ違う意味で大変になってきました。
個人事業主としては、もちろん仕事がないという事は「お金がない」という事で仕事が大変って事は「時間がない」という事です。Well balance、中庸、塩梅といい言葉はたくさんあるのに片岡には縁がなさそうです。そういう訳で、近頃、ちょっと遠くへ行ってみる、人にあって話をしてみるという事ができなく、ストレスがたまってきました。こういう時は楽しい「機械いじり&機械鑑賞」にかぎります。早速ヤフオクで物色です。

1980年代のラジコンバギー。ラダーフレーム+FRPでサスペンションはトレーリングアームでアルミ。今でも、ラダーフレームといえばトラックや四輪駆動車に多く使われる剛健なフレーム。さすがに考え方や素材は古いのですが、仕組みや構造がわかりやすい車体です。


こちらは2000年代ラジコンのツーリングカー。フレームはモノコックに近く、素材はABS樹脂と一部カイデックス樹脂?コイルダンパーは80年代は4本ですがこれは2本で処理する前後Wウィッシュボーン。実車でもスポーツタイプの車、高級車に多いタイプです。スピードコントローラーは可変抵抗+サーボからアンプへ。まるで小さな自動車です。ラジコンも実車と同じように多様化と進化をしています。
「なぜ、ここはこういう構造にしたのだろう。」「なぜ、ここの素材にこれをつかったのだろう。なぜ.......。」調べたり、人に聞いたりして、少しづつ理解し、想像して、自分なりに納得した答えにたどりつく事がとても気持ちいいのです。理解できる事が楽しくなってきます。この頃難しく理解しにくい世の中にくらべ、このくらいが片岡には丁度いいようです。
走らす予定は、まったくないけれど、こうやってじっと観察しているとちょっと走っている姿もみたいなと思ったりした秋の夜でした。
2020/07/14(Tue)
デザイナーの片岡です。
コロナでの自粛とこのところ続く雨で、出かけたり、なにかをするきっかけがなくて、ほとんど事務所か家の中で過ごしています。
こんなに坦々とした日々が続くと季節の変化や曜日の感覚も鈍くなっていっているような気がします。
そういえば、先週は7月7日、七夕だったのですが(松山は旧暦で8月ですが)いつもなら全国区のニュースを見たり会話の話題のひとつにも上がりますが今年は知らないうちに終わっていました......。

写真は昭和46年頃の片岡です。幼稚園に入園するまで過ごした鎧張りの借家で笹飾りと愛車とともに....。
写真をスキャナーで取り込んでわかったのですが短冊の一枚には亡き父が「ひろゆき、交通安全」と書いています。願いは届いたのか、届かなかったのか。
事故で5回もはねられて3回も救急車に乗っているのにまだなんとか普通に生活しています。

それから18年後、昭和63年。梅雨晴れのある日、友人宅に遊びにいった時に撮ってくれた愛車との写真。
笹飾りが友人宅にあって片岡も短冊を一枚書いたのをよく憶えています。Tシャツがストーンウオッシュのジーンズにイン....。時代を感じます。
今年はそれからざっと32年。ここ何年もいろんな事に適当で一年を一日を雑に過ごしているような気がします。
どう考えても、楽しむ時間の方が少なくなっているのにもったない。もっと丁寧に生きていかなければと思います。
今年の8月7日には笹飾りまではしなくても短冊でも書いて飾ろうかな....と考えています。
2020/05/11(Mon)
デザイナーの片岡です。
日々、世界を変えていくコロナには本当にビックリさせられています。
今まで気にもしなかった「普通に暮らせる事」への感謝を感じ、元にもどる事はできないかもしれませんが、きっといい方向に進む事を信じて今を我慢しようと思います。
姪っ子に教えてもらったのですが、我が家の壁にも母親が描いたアマビエ様の絵をはっています。
なんでもアマビエ様という妖怪が疫病の流行を予言し終息させるために、「自分の姿を絵を描いて皆に広めるように.....」と伝えたそうです。
ネットで検索してみると、たくさんの人が願いを込めて、アマビエ様をを描いています。
片岡もいい機会なのでチャレンジしてみました。

それにしてもネット上にあるアマビエ様の多様なことにおどろかされます。
一つのテーマでいろんな人が描かれた絵というのは、楽しめますのでぜひ検索してみてください。
時間のある方は描いてみるのもオススメです。少し楽しくなってきますよ。